■調査原理
- 建物外壁の仕上げモルタルやタイルが剥離すると、その裏面に空気層ができる。
- 密閉された空気層は大きな断熱性を持っているので、仕上げ材が剥離している部分では、
外壁表面と躯体との熱伝達が小さくなる。
- 一般的には、日射が当たったり、外気温が高くなり、外壁表面温度が上昇するときには、
剥離部の方が健全部より高温となり、壁面に当たる日射が減少したり、外気温が低くなり
壁面温度が下降するときには、逆に剥離部の方が健全部と比べて低温となる。
- この温度差を、熱画像から判別することにより、剥離部を抽出する事ができる。
|